日本とフィリピンの子供をオンラインで定期的に繋ぐとどうなるか

日本とフィリピン全国の子ども・生徒をオンラインで繋げる奮闘記

フィリピンのトップレベルのインターナショナルスクールに話を持ち込んでみた

インターナショナルスクールとは?

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インターナショナル・スクール - Wikipedia

とは簡単にいうと、

外国人の子供が通う学校。もちろん現地の人も通えるが授業料がお高いので富裕層が集まっている。教育の質やレベルも高いし、人との繋がりもできるので、色々なメリットがあります。

 

僕はイギリス留学時代に、スイスのアメリカ系インターナショナルスクールを卒業した子と友達になった。彼女は某超大手の取締役代表の娘さんだったり、クラスメートは日本の億万長者番付1位の娘さんや、大学になって参加したインターンホワイトハウス、アラブの王子、などなど。お金が集まるところにお金は集まる。そんな世界を垣間見た。

 

しかしやはりよかったのは、その超大手の取締役代表のお父さんのストーリー。北海道から東京に出てきたとき、母の教えだった「最初につく仕事は、世の中で一番安い給料にすること」を実践したこと。

 

上野公園のゴミ拾いからはじめて、トップまで登り詰めたそうです。

 

おお~。誰にでもチャンスはあるんだ。ゼロからでも努力してそこまでいけるんなら

世の中の大抵の事はなんとかなる。と勇気をいただけた。

 

 

フィリピンのインターナショナルスクール

フィリピンにもインターナショナルスクールはありまして、やはり地元の富裕層の方が集まっています。この階層になると、タガログ語よりも英語の方が上手になります。

タガログ語は理解できるけど、話さない。話さないから、文法も発音もすこしおかしかったり。

 

家でも英語しか話していないので通常の英語学校の大学を出ただけの先生より英語がはるかに上手で、考え方のスペックも高い。

 

彼らと触れ合えれば、フィリピン=貧困国でレベルが低いというイメージが一掃できる。日本の生徒よりも外国の事を知っていたり、宗教、政治、文化の知識があり、ディベートもできる。しかも英語で。

となれば日本の生徒たちも「まずい、やばい、すげー」となる。

刺激です。 

世の中には光と影があり、どちらも知る事で全体をみようとする癖がつきます。

 

1方向の情報を鵜呑みにしない。1つの情報が全てではない

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日本でも「新聞やメディアは各社報道の仕方(ものの見方)が違うから、全ての新聞(情報)を読むようにする」という話は説得力がある。 

グローバルなこの時代は以下のように起き変えれる。

「情報は国によって違うから、全ての国の情報を知るようにする」

つまり日本だけでなく、現地の情報も見る必要があります。

 

例えばフィリピンの新大統領ドテアーテについての報道

フィリピンではドテアーテ新大統領が日本ではニュースが増えていますが

殆どの報道が偏っています。ドテアーテが悪いという内容のニュースがでると一斉に同じことを各メディアが同じように報道します。

 

しかし私はドテアーテさんのスピーチの動画をYouTubdeでみました。

彼が口にしたスラングの前後の内容を聞くと「なるほど」と思えることもあります。

 

そのYouTubeでドテアーテさんのスピーチをみても、彼に賛成できるところと賛成できないところが人によってあると思います。

それでいいんです。100%の行動に全て賛成できるということはどんな政治家やリーダーにもないはずです。

 

一部の情報だけをとりだして、強調すると、本来のものがみえなくなるということ。

偏った情報、イメージは争いを起こす原因になり危険だということです。

 

「言によって人をみず、人によって言をみず」

 

という考えが人と人が助けあって生きていく中で重要になってきます。

お互いをリスペクトして話し合える人間に育ちます。

多角的な情報を的確に収集できる力も貧困層富裕層、両方と関わるとても良い「経験」

になると思うんです。

こども(人間)は環境があれば、影響されます。

 

インターナショナルスクールにコンタクトをとってみるが

……という想いからフィリピンのトップレベルのインターナショナルスクールBrent

を思い出し、連絡してみた。

 

それは数か月前に送ったんですが、、、、

 

 

返信なし。

 

 

無視。

 

 

スルー。

 

 

こうしてインターナショナルスクールを絡ませる作戦は失敗しました。

 

なるべく失敗もこのブログでは書いていきます。

この計画もプロジェクトも失敗するかもしれません。

かっこわるいです。

でもだからこそ皆さんにみていただきたいと思っています。

 

参加リストNo.4 ユニカセ 恵まれない環境の青少年に職業を(マニラ)

フィリピン×日本をオンラインで繋ぐプロジェクトの参加リストNo.4をご紹介します。

 

 マニラで、NGO団体から支援を受けても高校すら卒業できない青少年たちは安定した仕事も見つからない。そういった青少年たちを学歴関係なく雇い、仕事を通して色々な困難を乗り越える力をつけてほしいという目的のある「自然食レストラン ユニカセ(UNIQUEASE)」

 

uniquease | ユニカセは国際協力とソーシャルビジネスによる社会課題解決を目指す国際的な団体です。

 

代表:中村八千代さん

今はすっかりメディアでご紹介され、有名人になられましたが、私はラッキーなことに中村さんがユニカセを立ち上げようとしている時にマニラで知り合いました。

 

中村さんの壮絶なストーリー

中村さんがユニカセを立ち上げるまでのいきさつを聞くと凄まじくて涙がでて、わらっってしまうくらいの壮絶なストーリーがあります。

 

4億円の借金をご自分の肉親に騙され、負わされ、自殺も考え、縄に手が届いてもういくってときにある出来事が八千代さんを救った。

それから奇跡の逆転劇で4億の借金を返し、同じ様な世界にいる悲しい思いをしている子供を救う為「国境なき子どもたち(KnK)」で活動された。

 

そこから、フィリピンに辿り着き、ユニカセを立ち上げる。

 

そこからさらに激しい毎日がはじまりました。

今これを書いてて思うのは、八千代さんとご友人の情熱大陸にもでた安田菜津紀さんと知り合い、安田さんから佐藤慧さんに知り合い、佐藤慧さんから矢萩先生と知り合えた。

今回矢萩先生の知窓学舎と八千代さんのユニカセが同じリストに入っていただいのは、なにか起こるべくして起こった、必然かもしれない。

 

とにかく八千代さんの優しさと、努力を惜しまず愛情に溢れ、自己を投げ出して他者のためにやられているのがすぐにわかります。

 

主役は子供、青少年!!

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中村さんがよくいうのは「主役は私じゃない。この子達なんです。」

そうです、今はテレビや大学の講演では中村さんの名前スポットを浴びてますが、これがいつか子供達にスポットがあてられるようになっていかないと。

 

英語も上手で考えもしっかりしたユニカセの青少年達

日本人からすると、「なんでそんなことしちゃうの?」とフィリピン人について

あきれることもある。

しかし、驚くのはそんな彼らたちだが、日本の大学生よりもよっぽどしっかりと未来と現実をみつめていたりする。

ボランティア活動にきたインターン生の数名が、すぐに諦めて辞めてしまうことが何度か起こった時、「大学にいくことができる人たちが困難から逃げてしまうのはもったいない。私たちは生活がかかっているから、無責任に逃げることはできない。」と中村さんにつぶやくこともあるほど成長した。

 

日本で社会や世界を知らない10代や20代の若者に活を入れてほしい。

日本の若者にもフィリピン人から学ぶだけでなく、なにかをシェアして高めあってほしい。きっと彼らもそうしたくなるはずである。

 

 中村さん曰く、
「これから世界の人たちと渡り歩くためにも、日本の未来を担う若者たちに、もう一度、日本の強みを思い出して欲しい!」

 

はい、世界に羽ばたくグローバル人材を育てましょう。

日本とフィリピンで助け合って21世紀をハッピーに一緒に生きていきましょう。

 

 

わくわく、ドキドキ!!

 

 

 

 

参加リスト No3. のらっこ英会話教室(愛知)

フィリピンと日本の子供をオンラインで繋げるプロジェクト参加校 No.3 をご紹介します。

 

名古屋近郊の春日井市の商店街に古民家のような建物を教室に、

子供英会話&大人英会話教室を展開するのらっこアセット英会話教室。

noracco.com

 

 

オーナー紹介:かわの あきこ先生 (英会話教室経営者)

  

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のらっこ先生こと かわの あきこさん 

 

一般企業に就職したのち、テレビの制作会社に転職。

ドキュメンタリー番組を担当し様々な人を取材する中で、

“夢を持って輝いている人の裏にはそれを導く指導者がいる” ということに気づく。

 

そんな番組の取材で得た気づきから“子どもが夢を描ける社会になって欲しい!”と心から願い、地域と関わっていく事を目的に英会話講師になることを志す。

 

その後、フィリピン留学を経て、カナダに1年間滞在。
1年間ネイティブ(姉妹都市協会会長)のお宅にホームステイをしたことから、

英会話だけじゃなく、カナダの文化、習慣、考え方など日本との違いを学ぶ。



J-shine(小学校英語指導者)、子どもの気持ちを理解する、保育のスペシャリスト “チャイルドマインダー” 、子どもの成長と母親の精神状態を助ける“チャイルドタッチセラピスト”の資格を保持する1児の母でもあるスーパーウーマン!

 

今までの子供英会話レッスンのメソッドの限界・問題

多くの子供英会話レッスンはメソッドもなく、無意味な教え方をしているのが

現状の日本の子供英会話業界問題点。

 

歌って踊る楽しいだけのレッスンか英検対策プリント攻めの2点が主流

多くの子ども英会話教室はただ歌って踊って楽しいけれど身につかないレッスンか、英検対策のために机上のプリントばかりのレッスンになりがちなのが現状の日本の子供英会話業界問題点。

 

高い学費をはらっているのに、ちっとも上達しないとお悩みのお母さんも多いです。

 

楽しいだけじゃない。確実に伸びる確かなメソッド

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(のらっこアセット英会話のレッスン。写真ではわからないが、授業各所にきめ細かい工夫がされている)

私はベルリッツという世界最高峰の語学学校で講師をしていました

言語を教えるメソッドをしっているのですが、のらっこアセットの

クラスを見学した時は感心&感動しました!

 

のらっこアセットはメソッドがしっかりしている。

のらっこ先生だけでなく、他の先生ものらっこ先生の意思をしっかりと引継ぎ

とてもよいクラスをしていましたので確実に力がつきます。

 

毎日通ってなにも英語が話せるようにできない小学校ってなんなんだろう?

と疑問になります。

ノラッコアセットではたった週1回1時間のクラスで確実に実力をつけさせているわけですから。週1回1時間なので急にペラペラ英語を話せるようにはなりませんが、

続けていけば、確実に話せるようになります。

 

このすごさがわかるでしょうか?

 

ただ子供のお守りをするだけになっている子供英会話レッスンと違います。

緻密な計算のもと、何をどう教えて、練習させて、時間を置いて繰り返し

練習するようにするのかのメソッドがあれば確実に力がつくのです。

 

ただ現実中学校など中間テストの成績をあげたい親御様がいるため、

英会話ではなく、テスト対策もされているのらっこ先生たち。

 

日本の英語教育と英語が話せるようになる教育のはざまで工夫を

最大限されているのも垣間見ました。

これはかなり大変な部分です。

話せるようにもしないといけない、でも中間テストの点数もあげたい。

どっちもやるには週に1時間じゃ足りないんです。

 

 

 

 

より子供に英語を身近に感じてもらうために

のらっこ先生も感じているのは、英会話レッスン以外で英語環境が子供にない事。

日本語が話せない人と、英語を通じて交わる時間があれば、子供に良い影響を与えます。

 

もし子供達が外国人と触れ合う時間が月に1回でもあれば、もっと英語を話せるようになるだろうな、文化も学べるだろうな

 

というお気持ちを持たれていました。

 

そこでフィリピン人の子供とのオンラインで触れ合うこのプロジェクトに興味を

持っていただき、参加が決まりました。

 

 

より国際的な日本人に子供が成長していく、その環境をあげることができると

思うとのらっこ先生と一緒にワクワク、ドキドキしました!

 

 

      ワクワク!!

 

参加リストNo.2  元大手中学校受験の人気講師が創った横浜の『知窓学舎』

 

フィリピンと日本の子供をオンラインで繋ぐプロジェクト参加校をご紹介します。

 

日本側 参加リスト No.2

フィリピン側第一号はセブ島NGO団体「誰でもヒーロー」

でしたが、日本側第一弾は横浜の塾「知窓学舎」さんです。

 

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知窓学舎とは?世の中を本気で変えたい!だから教育に命をかける

 

chisou-gakusha.jp

 

知窓学舎では受験合格をさせるノウハウを持ちながら、「知識」だけを詰め込むだけ指導とは違い、「知識」と活用できるようになる人間を育てる教育方針をもたれている少人数制の塾です。

 

大手の受験業界で人気講師として20年以上働いたオーナーの矢萩先生。

どうしてやめたの?

単純に大手ではできない、やってはいけないタブーがありました。

生徒のためになることも、会社の経営のためにできないしがらみがあります。

会社のためではなく、子供達のために全てをやりたい という一心で塾を設立されました。

 

矢萩先生は色々なことに造形が深いだけでなく、それをとにかく分かりやすく

教えてくれるので、学ぶことが楽しくてしかたなくなります。

 

それに共感したIT業界の大物:中村先生

IT界の超大物中村さん、IBMをはじめ大企業の部長クラスの方達に指導したり、

中村さんの名前で億のプロジェクトが動くほどの腕利き・人格者。

 

大手で働いている時、企業の利益のために、「部下は使うもので育てない」という考えに疑問を感じる。自分が持っているITの技術、知識をシェアすれば、絶対IT系会社で大物マネージャーになれるのに。。。という「人を育てる」ことを決意し、知窓学舎の共同経営者に。

 

大手企業を退職後は政治家の道もお誘いはありましたが、教育の道にすすまれた熱い方で、お話聞いてて嬉しくて泣きそうになりました。

 

 

大学生への就活のためにもなる研修クラス(絶対就職できる保証付)、

社会人にIT基礎~上級まで教えるキャリアアップクラスまで持っています。

こんなすごい人に直接教えてもらえるなんてと、僕も受けたいと思っています。。。

 

 

塾だけではなくアートやジャーナリズムを通しても活動

 

矢萩先生のクラスにでて目覚める生徒も多い。

実際に塾だけでなく、よりよい社会をつくるためにアフターモードという別会社で

活動もされています。代表的な所属アーティストはサンデーモーニングでもおなじみ、

ameblo.jp

安田菜津紀さんがいます。情熱大陸や色々なメディアでも取り上げられ、各写真賞を総なめにされています。

 

他にも

ameblo.jp

佐藤慧さん、フォトジャーナリストとして活躍されている方もいます。

 

彼らの言葉の発信力、伝達力は人の心を動かし、多くの若者が刺激され

輝いて生きています。

 

 

 知窓学舎さんの詰め込みだけじゃない、「本物の教育」を求めて生徒が集まります。

そんな生徒達とフィリピンを繋げることでより、世界が広がり、「知識」を「経験」

に変えていくことができるようになっていくのでは?加速するのでは?

と早い段階で日本だけでなく「アジア」同士で繋がる。

 

「世界」と「自分が住む街」を日常的に繋げる事で国際的日本人、

グローバル人材が育っていくと確信しています。

 

 

知窓学舎の皆様と早速ワクワク、ドキドキしています!

 

 

わくわく、ドキドキ!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

参加リストNo.1 セブ島のNGO団体「誰でもヒーロー」

フィリピンと日本の子供をオンラインで繋ぐプロジェクト参加校をご紹介します。

 

フィリピン側 参加リスト No.1

daredemohero.com

 

 

代表:山中博先生

東進ハイスクール英語科カリスマ講師であった山中先生が大成功をしながらも人生で疑問をもたれました。

その時に、フィリピン人に心を救われ、改めて人生とは何かを見つめなおせた。フィリピン人の素晴らしさに触れた。

それからフィリピンの社会問題にも触れたことで、フィリピンの貧困問題を解決する策を思いつき、残りの人生をかけて挑戦しておられます。

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(山中先生(真ん中)とゴンザレス丸山さんと僕。ヒーローポーズがお約束です)

 

 

 

誰でもヒーローの「目標・ミッション」

貧困層の中から大統領を誕生させ、貧困をなくす!

➁人は誰でもヒーローになれる!

ということを体験してもらい自信をもって輝けるようにする

 

 

ボランティア団体を存続させるためにあるボランティアと違い、ボランティア団体が将来いらなくなるための行動を続けられています。貧困層から大統領を輩出するなんて馬鹿じゃないの?と思う方もいるかもしれません。

 

でもセブ島の誰でもヒーローに行って子供達に会ってみてください。

山中先生のお話を聞いてみてください。

 

人生をかけて本気で動かれています。

ステップ毎に結果がでています。

 

世の中にどれだけ本気で動ける人がいるのかが大事な事で、

山中先生に会うだけで、本当に泣けるほど感動します。

山中先生が育てている子供達と日本の子供をぜひ定期的に繋げていきたいです。

 

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その本気な情熱に政界財界教育界の大物も動き、セブ島まできて

支援されています。セブ島に多くの日本人が誰でもヒーローに賛同し、

色々な形で協力をされています。

 

 

最後に

フィリピン人が日本人を救い、日本人がフィリピン人を救い、そして今度はフィリピン人と日本人の子供が助け合える、友達になれる環境をつくっていく。

こんな素晴らしい事はありません。山中先生とすでに一緒にワクワクしています!!

 

 

わくわく!!

 

 

 

 

 

 

 

 

英語が先か日本語が先か論議に明日は無い

 

 英語教育の分野に身を置いていると、

「母国語しっかりしてから英語教育はじめる説」「英語は言語形成期が終わる前にはじめる説」

の論議を頻繁に耳にしたり、自分でも考えたりします。

そのたびに私は、本当に問題はその論議よりさらに一つ深い所にあるのでは、と思っています。

 

どちらも長所と短所がありますし、どちらかが向く子供と向かない子供が必ずいるはずです。

 

ということはシステムはシステムでどちらが優れているか?という問題ではないと思うのです。

 

若林君と翼君、どっちがサッカーうまい?と聞くようなものです。

 

ビールとワインどっちがおいしい?

 

多読と精読どちらが英語が上達する?

 

 

子供にとってはそういった表面的なシステムよりも

先生がつまらなかったら、終わりです。

 

そもそも教育は人と人とのコミュニケーションにおいて成り立っています。

 

英語を教える先生がサラリーマン的なら、子供に与える影響は同じだという事です。

 

そもそも中学で教えてる内容で、英語は話せるようになります。

 

大人になって英会話する人が中学英語をやりなおして、「どうしてももっと勉強していなかったんだろう?」と口をそろえていうところをもう何度も目にしました。少なくとも私の学校では、ほとんど全員がそう感じるようです。

 

 つまり「英語が先か日本語が先か」の議論にエネルギーを使うよりも、

 

「どうやって情熱のある先生を育てるか?」

「先生のトレーニングはどうするべきか?」

「先生にも留学してもらうよう奨励する」

「先生にも2年間学校から離れ社会人として働いてもらう時期を作る」

 

などを議論して試してみることが大事だとと私はみています。

 

 

日本の英語教育の問題をディスラプトするとってもシンプルな1つのアイデア

小学生から英語を教えても問題は解決しない

現在日本では英語教育が小学校で行われていますが、なかなか子供は英語が話せるようになりません。

「日本の教育では英語学習をはじめるのが遅い」という声を耳にしたことがあるでしょう。 英語教育のスタートはこれからもどんどん低年齢化していくことが予想されます。

 しかし、私はそれだけでは危険だと感じています。子供は必ず疑問に思うでしょう。なぜ英語をやらないといけないのか?

だって大人たちが誰も英語を使っていないんですから。「どうして勉強しなきゃいけないの?」という疑問と同じです。

 

その説明に対して大人は、

「英語しないと将来困るよ」(「勉強しないと将来困るよ」)

という足りない説明をしてしまう。

酷い時には、

「英語しないといい仕事につけないよ」

「いい会社に入れないよ」

「大学に入れないよ」

と子供が嫌がるお決まりの文句になってしまいます。

 

教育格差はますます拡がる

小学校から英語授業を取り入れても、それを教える先生が英語が話せないのではそもそも無理がありますよね。しかも家庭で英語を話す人もいない、世の中にも英語がない環境ではさらに無理。

では、誰が英語を話せるようになるでしょう?

英会話教室に通う余裕のある家庭の子供です。英語が話せる子と話せない子との間でどんどん差が広がるでしょう。大学受験ブームと同じです。

これでは英語が嫌いになる子供が増えてしまいます。それが一番悲しいことです。

大学受験でうまくいかなかった子供が

「どうせ俺は学歴がないからだめだ」

と考えるのと同じように、英語を勉強しなかった子供はやがて社会に出た時に

「どうせ俺は英語ができないからだめだ」

と諦めてしまうでしょう。

子供が夢を失くすことは絶対に防がなければなりません。

では英語の先生を研修するとか、外国人の先生をもっと呼ぶ以外に、子供がやる気を出すためには一体どんな方法があるでしょう?

 

子供に一番強い影響を与えるのは子供

英語自体はとても素晴らしく楽しいはずなのに、入り口が違うから皆嫌いになってしまいます。

今の教育をみると全てが「大人が子供を教える」という図式になっています。

つまり大人が子供に自分が信じていることを無理やり詰め込むことになりかねないのです。というかそうなってるパターンが多いのが現実です。

 

「学び」というものは本人に学びたい意思がなければ逆効果になってしまいます。これは仕事もそうですよね。会社がシステムだけ作っても社員はなかなかついてきません。

子供たちが真にモチベーションをあげるために必要なこと、それは、

「友達を作ること」「世界を知ること」です。

 

釣りにはまる子供がいるのはなぜでしょう?

誰か友達が釣り好きで、その子に教えたからでしょう。

サッカーが好きな子がいるのはなぜでしょう?

誰かがサッカーに誘ってやってみたからでしょう。

イチロー選手が野球を極めたのはなぜでしょう?

お父さんが、その楽しさを教えたからでしょう。

 

もし、「大人⇒子供」の図式の「大人」が子供になったらどうなるか。

「子供⇔子供」と、矢印は二方向になります。これはものすごいことです。

英語を勉強しないとどれだけ将来苦労するのか?と、大人が子供に何百回いうよりも(むしろこんな言い方だと子供はもっと嫌がります)同じ子供が英語を話しているのをみたり、話しかけられたりした一瞬の方が、何百倍も子供に大きなインパクトを与えます。

英語を話す人がいる

日本語が通じない人がいる

肌の色が違う子供がいる

違うものを沢山もった人達と触れ合うことは衝撃です。

 

なぜアメリカ人ではなくフィリピン人の子供なのか 

アメリカ人(イギリスでもオーストラリア人でもいいです)の子供との触れ合いは、オンラインでは時差が大きすぎるので実質無理です。あるいは英語が早すぎて、日本の子供にはハードルが高く、恐怖心からオンラインを継続できなくなる可能性も高くなります。

その点、フィリピン人の子供となら

  1. 英語ができない日本人でも楽しんでくれる
  2. 日本をめっちゃ尊敬してくれてるので興味も強い
  3. 日本の漫画やゲーム、食べ物も知っている
  4. 英語もシンプルで初級者にわかりやすい

こんなメリットがあります。

 

フィリピン人との触れ合いは英語だけじゃなく人材教育にもなる 

発展途上国の子供達と触れ合いは、英語力だけでなく、教科書では学べない体験をもたらします。しかもオンラインなので安全。親が心配することはありません。

フィリピンは日本よりはるかに酷い格差社会で、殆どのフィリピン人が日本人より過酷な環境で生きています。そんな子供たちが「勉強したい!」と言ったり、目を輝かせながら大きな声で笑っている。

自分より大変な状況で生きている子供たちが、自分達より大人なことを言っている。でも陽気に明るく楽しんでいる。

日本の子供は自分がどれだけ恵まれているのかを知り、もっともっと勉強したいという気持ちがでてくる。これは英語に限った話ではありません。勉強そのものにやる気がでる。

英語はもっと子供達と話すため、もっといろんなことを知る為のツールになります。この環境こそ私たち教育者が、いや私たち大人が次の世代の為に最も創り出してあげたい環境ですよね。

なにも英語だけじゃなく、算数数学、理科、社会、国語も成績が伸びてくる!! のではないかと期待しています。そして世の中の広さを知り「自分も外にいけるんだ」「行ってみたい」と、怖気付くことなく世界に出ていくことができるでしょう。

 

そもそも英語を学ばせたり、勉強させる目的を忘れていませんか。

それはよい大学に行かせるためでも、大企業に入社させるためでもありません。

世の中がどんなに変化しても生き抜いていける逞しさを、強さを身に着ける為です。

勉めて強くなる=勉強 です。

やがて強くなった人間は弱いものを助け、社会に貢献するようになります。

国を存続させるにはそういう教育が必要なのです。だから国は教育に力を入れるのです。