日本とフィリピンの子供をオンラインで定期的に繋ぐとどうなるか

日本とフィリピン全国の子ども・生徒をオンラインで繋げる奮闘記

ついに!VCCと日本語授業の開催決定!

 みなさんこんばんは!

 

Video Conference Club (VCC) の現地スタッフ Hotsu です。

※VCCとはフィリピンと日本の生徒同士をオンラインで繋げる取り組みです。詳細はこちら↓

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今日は、昨日紹介したユウタと一緒に

提携先のCrest小学校に遊びに行った時の様子をお送りします!

 

これから先、一緒に先生として日本語授業をしに行ってくれるユウタ。

まずは子どもたち、先生たちとの関係づくりから!

ということで、座学の授業が終わる午後の時間を狙って一緒に行って来ました。

 

少し早く行って、まずは学校オーナーのFritzにご挨拶。

実は俺もFacebook上でしかやりとりをしたことがなく、この日会うのが初めて。

ユウタの紹介もしながら、改めてVCCについて今後の進め方を話し合いました。

 

f:id:miossi:20171223012210j:plain↑学校のオーナーFritz(左)と旦那さん。とても優しく、いろいろ相談させて頂きました!

 

f:id:miossi:20171223012329j:plain↑ユウタも含め4人で。これから子どもたちのために、色々やっていくぞ!

 

話し合いの結果、第1回は早速3日後に行えることに!

翌日に日本側と打ち合わせをして、2日後に現場のネット環境の確認をし、早速本番。

めちゃくちゃスピード早く物事が動いていきます!楽しいです。

 

ついにフィリピンに来た目的であるVCCが開始されます!

 

この時点でフィリピンに来て1週間。※12/12(火)現在

正直、スタートまでもっと長くかかるものと思っていました。

1人で学校も開拓しなければ行けないし、調整が必要なこともある。

それでも、ここ Crestアカデミー は学校経営者が「まずはやってみよう!」という

非常にチャレンジングなマインドを備えているためトントンと話が進められました。

 

新しいことを始める自分にとって、これ以上ありがたいことはありません。

おかげで、色んな方法を試しながらどんどんVCCを改善することができます。

また、おそらく失敗することも沢山あると思いますがCrestでのトライが

その後の提携先が増えた際に活かせると思うのです。

 

Crestでは合わなかったけど、他の学校では成功事例になるかもしれない。

初めてやる取り組みだからこそ、トライの引き出しを沢山持つことは大切です。

ああ、、、3日後が待ち遠しい・・・!!!!

 

 

そんな思いを抱えながら、オーナーと別れの挨拶をし、子どもたちの元へ。

こちらに気づくと、笑顔で迎え入れてくれました。

f:id:miossi:20171223021707j:plain↑笑顔で手を振ってくれるのが嬉しいです。みんな今は何しているの?

 

f:id:miossi:20171223021853j:plain↑あ!また来た!!みたいな表情。そんなに指ささなくてもいいんじゃないかな・・・笑

 

 

午前中の座学の授業が終わり、今はクリスマスパーティーのダンス練習中でした!

 

f:id:miossi:20171223022218j:plain↑かなりの種類のダンスを練習しています。それぞれでグループが異なり、一人あたり4曲くらいは踊るようです

 

今日はテストも兼ねているようで、踊る生徒と後ろで見ている生徒に分かれていました。

f:id:miossi:20171223022731j:plain↑女の子パート。手前の女の子が笑顔満点!楽しそうに踊る姿がとっても素敵でした。

 

f:id:miossi:20171223022906j:plain↑この笑顔可愛すぎる!遊びも全力、授業も全力な女の子です。

 

 

 一通り踊って先生にチェックが出た後は、今日の授業は終わり!あとは遊ぶ時間です!

親御さんが迎えに来てすぐに帰る生徒もいましたが、時間も早いためほとんどの生徒が

残ってみんなで一緒に遊んでいました。

さあ、みんなの遊ぶスイッチ・・・オン。

こちらも全力で応えなければなりません。マラソンで鍛えた体力を活かします。。。

 

 

f:id:miossi:20171223023450j:plain↑彼はお調子者の男の子、ディラン。ポケモンと音楽、ダンスが大好きでいつも元気いっぱいです。

  クラスメートからの紹介で「He is a troublemaker.」って言われていたのには笑いました。

  でも何か分かる気がする。笑

 

f:id:miossi:20171223023834j:plain↑彼はメリック。いつも「Drag me!(引っ張って!)」とお願いする、引きずられることを好む男の子。

でも怖いのは嫌いみたいで、スピードつけたり ”高い高い” するとものすごく叫びます。

f:id:miossi:20171223024117j:plain↑またメリック。何度Dragしても「Again! or Fly me!!」って。ものすごく疲れます。でも可愛いからやっちゃう。

 

f:id:miossi:20171223024551j:plain ↑彼女はミレックのお姉さんミア。大人しめだけど思ったことははっきりと伝えてくれるしっかり屋さんです。

 

 

1時間くらい遊んでいたでしょうか。

おんぶにだっこに肩車、中にはジャイアントスイングまで! もうシャツは汗だくです。

時間が経つにつれて、徐々に生徒たちは帰路につきます。

帰っていく友達を「バイバーイ!」と大きな声で見送る生徒たち。

とてもいい環境だなと思いました。ここの子どもたちって、とってもピュアなんです。

 

この学校には、知的障がいを持った生徒が通っています。

でもここでは、みんな一緒のクラスで勉強して同じ時間を過ごしています。

じゃあ完全に同じ生徒として接しているかというと、それはまた全く逆なんです。

 

彼らは、先生に至るまで知的障がいを持った子を "He(She) is a Special" と表現します。

非常にセンシティブな内容だけに、僕の拙い文章でどこまで正確に

伝えられるか分かりませんが、彼らは差別をしている訳ではないんです。

 

障がいというものも一つのパーソナリティーとして尊重しているように思えました。

障がいを悪いことではなく、個性と捉えるような授業が初めからされているようでした。

子どもたちがぼくらに "Special" の子を紹介するときも

言いづらいことを言っている様子は全くなく、とても自然な紹介の仕方でした。

 

遊ぶ際にも関係なくみんなで仲良く遊んでいる子どもたちを見て、

障がいの有無という他者との「違い」をぼかすのではなく

むしろ「違い」をはっきりとさせた上で、その「違い」があることは

そもそもおかしいことではない、という教育方針は一つの正解じゃないかと思いました。

(だから僕は「違い」を利用して感動させようとしている、某1日中やっている番組は嫌いです)

 

 

さて、人数が少なくなってからは、教室に呼ばれてドッヂボールが始まったり。

f:id:miossi:20171223031505j:plain↑しっかりガードも作って本格的です。俺に当てて全力で喜ぶミレーナ。

 

ドッヂボールもみんな全力!こちらも負けずに応戦します。

しばらく経ち、気づけば時刻は16:30。外はもう暗くなって来ています。

そろそろ帰ろうとしたら、なんとその場にいる生徒全員で部屋の扉の前に通せんぼ!

 

   「まだダメ!あと1時間、帰さない!!」

 

そんなことを叫びながら、ついには足にもしがみつかれてしまいました。

f:id:miossi:20171223032228j:plain↑これ、本当にビクともしません。何だったら若干関節キメられてます

 

フィリピンに来るにあたって、治安の心配も色々して来たけど・・・

 

まさか学校で子どもたちに軟禁されるとは。

 

根負けして、もう少し一緒に遊んで、なんとかご満足頂いてからバイバイしました。

本当に最後まで一緒に遊びつくしてへとへとになりました!

ユウタも子どもたちと仲良くなれてよかった♪

もうすぐ始まる日本語授業とVCCの活動がとても楽しみです。

 

それでは!

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