セブの小学校にて日本語授業 × 習字レッスンを開いてみました!!
みなさんこんばんは!
Video Conference Club (VCC) の現地スタッフ Hotsu です。
※VCCとはフィリピンと日本の生徒同士をオンラインで繋げる取り組みです。詳細はこちら↓
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今日は、フィリピンの小学校で前回行った日本語授業について書いていきます!
前回は「か」行(かきくけこ)を勉強しました。
そして、か行を使った単語「あか(赤)」から派生させていくつかの色の名前を
教えたところまで!今回のトピックは色の名前の続きです!
授業が始まる9:00の10分前に到着し、準備を進めます。
ところが、9:00が近づいても何人かの子供達が来ていません。
でもこれ、フィリピンではよくあること。朝と夕方は本当に道が混むんです!
日本だったら「それを見越して早く家を出なさい!」
なんて言われちゃいそうですが、こっちではそれは通用しません。
いつも通りなら間に合う時間に、ちゃんと彼らは出発しているんです。
そのため、毎授業の準備は基本的に余裕を持ったスケジュールにしています。
もし時間が余ったら、こんな話をしてみようか…というふうな感じです。
あまり詰め込みすぎちゃうと予想外の時に慌てちゃいますからね。
というか、基本的に予想外の事ばっかり起こるのがここフィリピンです…
さて、僕が他の生徒が集まるまで何をしていたかというと、
子ども達とフィリピンのゲームをやって遊んでいました!これは日本でいうアルプス一万尺的なゲームです。
歌に合わせて手を合わせるなど決まった振り付けを繰り返し、徐々に早くなっていく。
覚えるだけでも大変だったのにどんどん複雑に変えて来て大変でした…笑
他にもいくつかゲームを教えてもらって一緒に遊び続けました。
ものすごく盛り上がって、みんな集まって来て楽しかったです!
こういったゲームの手順を次やることになった時にちゃんと覚えているかどうかが
実は子ども達への印象を大きく左右するんです。ただの時間つぶしじゃなくて、大切な
共通の経験として大切にしてくれているかを、子ども達はかなり繊細に感じ取ります。
さて、予定よりも10分ほど遅れてみんなが集まりました!早速、授業開始です!
まずは前回のトピックの確認。「か」行を一文字一文字確認して行きます。
僕はひらがな表の他に、ハガキくらいの大きさの紙に一文字一文字書いて見せます。そして、そのあと一人一人にランダムに文字を見せ読めるか確認します。
確認の仕方は、生徒が答えを言ったら "He(She) answered 〇〇! Is it correct !?"って
大声で聞きます。すると他の生徒がリアクションしてくれるので、それに合わせて
正解を伝えます。合ってる時は盛り上げて、間違った時は覚えてね!という姿勢です。これは誰かに教わったわけではなく、以前アフリカ・ウガンダの孤児院で子ども達に
算数を教えていた時に自分なりに編み出した方法です。
よかったら使ってみてください。盛り上がるし結構いいですよ!
その後は前回授業の単語の確認!割とみんな覚えてくれてて嬉しい限りでした。
自信がある子は積極的に手も上げるようになって来て、いい感じです!
手を挙げてて指されないと、とっても寂しそうな顔をするので、バランスが大事です!↑大きな声で "HEY! HEY!!" とアピールします。こうした積極性も日本とは違う部分かもしれません。
ここまでで前回授業の復習は終了!
このあとは、前回教えた色の名前をさらに詳しく見ていきます。
ここで、自分なりに考えた今回の授業の仕掛けを発動!
実は、前もってこんなカードを作っておいたんです。
これらのカードを使って、ゲームを行いました!
授業前にあったように、みんなゲームは大好きです。「これからゲームするよ!」
と言うと、ルールを説明する前から歓声が上がりました。笑
ルールは、
『文字に塗られている色を日本語で瞬時に答える』
というものです。例えば、上記の画像の正解は下記のようになります。Blueだったら赤が正解で、Yellowだったら青が正解、という感じです。
書いてある文字に騙されないように、且つ答えは日本語で答えろ!!という事で
子供達にとっては二重の罠が仕掛けられているので難しいかもしれませんが、
とりあえずやってみました。
結構みんなノリノリ!!悩みながらも頑張って答えています。
誰が答えるの早いか、また誰が間違ったかを聞き取って反応して、盛り上げます。真ん中の男の子ショーンがちょうど引っかかった瞬間。灰色って答えちゃいました。
すぐに気づいて、「あーーー!!」って叫んでいます。
狙い通り、楽しみながら色の名前を覚えてくれました。
そのあとは以前教えた文章 "Is this 〇〇? " = 「これは〇〇ですか?」を使って
教室にある様々な色を指差し 「これは赤ですか?」「これは青です」など
会話ベースで練習しました!ここまでで、今日の授業は終了。
ゲームも交えつつ、以前教えた内容とも組み合わせた授業ができたので
ある程度良かったかなと思います。
年齢層が非常に幅広いクラスであるため、しばしば集中力が続かない子が出て来ます。
授業に飽きてしまわない工夫を考えたいと思って、今回はゲームを用意してみました。
これからも最後まで楽しんで日本語を勉強してもらえる様な仕組みを考えていきます!
そして、この日は日本語授業が終わった10:00から、もう1時間頂いています。
僕が運営するゲストハウス兼語学学校 "Storyshare" に宿泊している
鈴木みどりさんに、書き初めのレッスンをしてもらうことになっていたのです!
みどりさんは日本の高校にて長年国語教師として働かれていた方。
海外での書道ワークショップの経験もあり、以前うちのゲストハウスでも同様の
イベントを開催していただきました。
「フィリピンの小学校で日本文化の書き初めを伝えたい!」と僕から相談した
ところ快諾していただき、この日についに実行することになりました。
部屋を移して、用意した筆や下敷きなどを準備し、いざワークショップ開始!
みんな先生のお手本を真剣に見ています。今回書く文字は、これまで授業で教えた
あ〜こを使った次の4つの単語。 あい・あお・あか・あき です。
僕の授業ではまだライティングをやっていないので、
彼らからするとほぼ初めてひらがなを書く体験でもあります。
みんなはじめはおっかなびっくり…でも徐々に楽しみながら書いていました!
ちゃんと小筆もあり、書き終わったらサインも書いてもらいます!
正直僕は習字が下手なので、教えられることなんてほとんどなく・・・。
ただ、このサインの時に自分の名前をひらがなでどう書くかを聞いてくる子どもが多く
そこへのサポートで働けていたかなと思います。笑
一度にできるのは4人程度で、作品が出来次第次のメンバーに交代して書き続けます。
「次は僕の番!僕の番!!」とみんなが言って来て順番が大変でした。笑
それくらい魅力に感じてもらえて、企画した側としては嬉しい限りです。
習字ってその人の性格が出るなあ〜って思ったのも、面白い気づきでした!
いつも活発に騒いでいる子が、書き始めの線めちゃめちゃ細かったり。
実は小心者なんだなーなんて思ったりして、笑顔になりました。
作品を書き終わったら、1人ずつ写真を撮らせてもらいました!なんだか皆誇らしげ。ショーンとサチは兄妹!どちらもyoutuberでもあります(!)
もちろん、先生やオーナー達にも経験してもらいます!
みんな子ども達に見られている前だからか、かなり真剣に書いています。
ついでに、僕も書かせていただきました!
僕が同じ文字を書いたら下手さがバレてしまうので…
2018年 今年の一字 を書きました!
今年の一字は……
「繋」
にしました!
VCCを通して、フィリピンと日本を繋げる
ゲストハウスStoryshareの運営を通して、ゲストや生徒・イベント参加者を繋げる
セブのイベント等に積極的に参加し、自分自身が多くの人と繋がる
そんな1年にしていければと思います。
その後はみんなで集合写真を撮って解散!
VCCの提携校として繋がったこちらの小学校。
VCCだけじゃなく、日本語授業もできたらいいな→実現
言語だけじゃなく文化も伝えられたらいいな→実現
いい感じできています!これからも関係性を大切に、
様々なことができれば嬉しいです!
最後までご覧いただきありがとうございました!!
現在、同じように日本語教師をする方を募集しています!
体験もできますので、是非お問い合わせください!!
一緒に面白いことやっていきましょう!
ではでは!次はまた別の内容について更新します。