セブでセブンスピリットのスタディーツアーに参加してきました!
みなさんこんばんは!
Video Conference Club (VCC) の現地スタッフ Hotsu です。
※VCCとはフィリピンと日本の生徒同士をオンラインで繋げる取り組みです。詳細はこちら↓
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先日、NPO法人セブンスピリット さんの
現地スタディーツアーに参加して来ました!今回はそのことについて書いていきます。
と言っても、セブンスピリット のことを知らない方もいらっしゃると思います…。
まずはそこからお話ししていきますね!目次はこちら↓
セブンスピリット って?
セブンスピリットは、セブの子供達に音楽の授業を提供しているNPO団体です。
セブの就学率はまだまだ低く、小学校でも86%、高校では50%程度という現状です。
また、そうした教育を受けていない子どもたちはしばしばドラッグや犯罪に手を染め
貧困のループから抜け出せずにいます。
セブンスピリットは音楽の授業を通して、楽器のスキルはもちろん
集団行動や協調性など他社との関わりや生きがい、目標達成のために努力する姿勢など
生きていくために必要なスキルを伝えています。
※ちなみに、実はフィリピンの公立校には音楽の授業がありません。
この度、ゲストハウスのイベントでセブンスピリットの永田さんと繋がりを持ち、
お誘いいただいたのでスタディーツアーに参加することになりました!
非常に楽しみです。
セブンスピリットのスタディーツアー
セブンスピリットが開催するスタディーツアーは、基本的に毎週土曜日にあります。
港近くのスラム街やゴミ山で暮らす方々を訪問しお話を伺い、
その後セブンスピリットに通う子どもたちとゲームなどで交流、
そして最後に子どもたちの演奏を聴くという1日のツアーです。
フィリピンでの滞在は5年前の留学時も含めると割と長いですが、
スラム街などへ訪れたことはなかったので非常に貴重な機会になりました!
それでは早速、ツアー当日の様子を見ていきましょう。
ツアー当日
当日は、9:30にセブンスピリットのオフィス兼音楽学校に集合。
初めていく場所だったので、調べつつ若干迷いつつ、到着!門構えはこんな感じです。
階段を上がって、広間に入ります。
5分前に入ると、既にほかの参加者の方々が集まっていました!
まずは、永田さんから団体についての説明。
フィリピンが抱える社会問題の一部を、プレゼンを通して学べます。
永田さんをはじめスタッフの方々皆さん優しいので、気になるところがあったら
気兼ねなく質問できました!
↑スタッフの永田さん。ご自身も長く音楽活動をされてきて、現在はセブンスピリットにて働いています。↑団体説明プレゼン。非常にわかりやすく、ツアーに参加する心構えも固まりました。
今回のツアーに参加した日本人はだいたい10名ほど!
ほとんどがとある語学学校の生徒さんでした。語学学校からの紹介で
参加するケースが多いようです。生徒用の割引もあるみたいでした!
いざ、ゴミ山へ!
10:00頃にセブンスピリットを出発して、ゴミ山へ!バンで移動します。
<そもそもゴミ山とは・・・?>
セブ市街で出たゴミの集積場です。貧困層の人たちがそばに住み着き、
ゴミ山から売れるものを探し出し、その売り上げで生計を立てています。
フィリピンにはゴミのリサイクル技術がないため、市街で出たゴミはそのまま
ゴミ山に運び込まれ、放置されているのが現状なのです。
さて、移動すること1時間ほどでしょうか。ついに到着!
まずは暮らしている方々についての説明を永田さんから受けます。
その後、実際にゴミ山に足を踏み入れます!
写真などでは見たことがありましたが、実際に訪れるのは初めて。
広がるゴミ山の光景は圧巻でした。どこまで続くかわからないゴミの山。
セブ市街から出たゴミがここに集められ、それによって生活している人たちがいる。
ただ、ゴミ山の存在自体が社会問題であり政府からはどんどん
ゴミ山の閉鎖指示が出ているようです。リサイクルの技術開発の方が先では…?
と思ったりもします。
そのまま進み、ゴミ山で暮らす方のお家へ訪問。本当にゴミ山に隣接しており、
すぐ脇のゲートを通って入ります。ゲートに近づくと、何やら動物の鳴き声が・・・?
そう、この中では家畜も飼育しているようでした!豚や牛などが飼われています。
ゴミ山の閉鎖についてはここも例外ではなく、生計を立てる他の方法を模索する
必要があるようです。こちらは家畜ではありませんが、可愛い猫もたくさんいました!
ゴミ山に限らず、セブには野良猫が多くいます。猫好きな自分にとっては嬉しい環境。
そのまま進み、ついにお宅に到着!
ご家族に話を伺います。質問の時間を十分にとっていただいたので、色々聞けました。
↑ゴミ山で暮らすご家族の方々。子供達も中からのぞいていました
聞いた質問:
Q:1日のスケジュールを教えて下さい
A:(父)朝早くに起きて、子どもを学校に送ったあとは家事。
昼前からトライセクル(バイクに荷台がついた乗り物)の運転手の仕事に出て、
夜に帰ってきます。
Q:子ども達は学校に通っているんですか?
A:公立の小学校は無料なので通っています。子供達は英語も話せますよ。
Q:子ども達に何を望みますか?
A:可能であれば、大学まで進学し卒業してほしい。そうなったら本当に嬉しいです
Q:多くの日本人がこうしたツアーで訪ねてくると思いますが、どう感じますか?
A:来てくれるのは嬉しいです。こうした状況を知ってもらえるのは嬉しい。
・・・などなど。とても気さくに答えて下さり、非常にありがたかったです。
ゴミ山で暮らす方のお家を訪問して、生活を尊重することの重要性を感じました。
この手の訪問でよく思うのですが、「彼らはかわいそうだ、なんとかしなきゃ」
という感想を持つ参加者が多いですよね。10人聞いたら8人はそう答える気がします。
でも、その考え自体が非常に危険で、ちゃんと求められているものは何なのかを
関係性を作った上で判断し、実行するかを決める必要があると思います。
『決めつけによる慈善活動は暴力である』
僕が尊敬する社会起業家の方の言葉です。これは本当に共感します。
誤解がないように訂正しておくと、
今回訪問したご家庭が幸せそうと言っている訳ではありません。
ただ、何れにしても彼らには今現在そこでの生活があり、それを変えるアプローチを
試みるのであれば当事者に根付いた活動を行う必要がある、と思うのです。
「この活動は自己満足になっていないか?」これはボランティア、社会起業活動を行う
多くの方が直面する疑問ではないでしょうか。
自分が行っているVCCでも置き換えて、ちゃんと一緒に話し合いながら進めていく
必要があるということを再認識しました。
セブンスピリット の子ども達と交流!
さて、その後はお昼ご飯を食べてから、セブンスピリットに戻って子ども達と交流!
まずは一人一人自己紹介!たくさんの生徒がいました。年齢層もバラバラです。
そして、お待ちかねのゲームがスタートします。
音楽を使って輪になって踊ったり、チームに分かれて勝負したり…楽しかったです!
特に盛り上がったのはフルーツバスケットのようなゲーム!
親がスリッパを投げて、表向きに落ちたら仰向けに寝る、裏向きだったら好きなポーズ、
横向きで立ったら壁に張り付く、というゲームです。一番遅かった人が親になります。
あとは仰向けに寝ている時に親から "Shake!" と言われたら体を揺らすというルールや
"Roll!" と言われたら寝たままゴロゴロ転がらなきゃいけなかったりと
どんどん難しくなっていきました。笑
↑まさに "Shake!" の瞬間。真ん中の子のshakeがとっても激しいです
このゲーム、確か全部で30分くらいやっていたような気がしますが
全力でやるとかなり汗だくになります。
でも恥ずかしがらずに思いっきりやったほうが子ども達とも仲良くなれます!
子ども達による演奏発表会!
ひとしきり遊んで仲良くなった後は、セブンスピリットで普段練習している子ども達の
演奏発表会!
もはや完全にオーケストラです。正直、はじめのイメージを大きく上回りました。
演奏も本当に上手!!ものすごく感動しました。
一青窈のハナミズキなど日本の歌をボーカル付きで歌ってくれたり、
ジブリの音楽を演奏したりしてくれたのもとっても嬉しかったです。
セブンスピリットが提唱している『音楽が持つ力』を非常に強く実感した場でした。
↑演奏する子ども達。真剣に演奏する姿は立派な演奏家そのものでした!!
全演奏が終了した時には参加者全員から惜しみない拍手が。本当に感動しました!!
最後にみんなで写真を撮ってツアーは終了、解散となります。
終わった時刻は16:00ほど。短い時間でも中身がぎゅうっと詰まったツアーでした。
貴重な機会をいただいたセブンスピリットさんに本当に感謝です♪
こちらのツアー、セブンスピリットのHPから申し込めます!
セブに滞在を考えている方、土曜日は是非セブンスピリットのツアーに!
おすすめです!!
そして、実はこちらセブンスピリットについて近々重大なお知らせがあります。
それが何かはまたこちらのブログにておしらせします。。。
2月の下旬あたりにはお伝えできるかと!お楽しみに!!
ではでは!これからもよろしくお願いいたします!
【 VCC 】 新しく日本の提携先が増えました!!
みなさんこんばんは!
Video Conference Club (VCC) の現地スタッフ Hotsu です。
※VCCとはフィリピンと日本の生徒同士をオンラインで繋げる取り組みです。詳細はこちら↓
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なんと、この度VCCに新たな日本の提携先が生まれました!!
ということで、昨日の日本語授業に引き続き今回は
新提携先とのVCC開催について書いていきます!
今までは京都のみのやさんという個人塾とさせていただいておりました。
この度、同じく京都に構える個人塾「新谷スクール」さんと
VCCをさせていただけることになりました!
相談をした結果、みのやさんと同じく水曜日に隔週で行うことに決まりました。
これまでみのやさんが月2回行っていたので、新谷さんを合わせて
ほぼ毎週水曜日にVCCが行えることになりました!!ありがとうございます。
現在毎週金曜日に日本語授業を行っているので、毎週水曜と金曜日に
教育事業が入ることになります。こうした徐々に忙しくなっていく感覚も新鮮で
楽しいです!自分で仕事を考えて作っていくのが充実した生活になっています♪
さて、今回つなぐフィリピンの子供達はこれまでとはまた違う子どもたちです。
これまでの取り組みの中で、はじめに繋いだ子どもたち同士はペアのような形で
固定化し、長期的に同じ子どもと定期的に会話をさせるべきと判断しました。
毎回違う子どもたちだと、自己紹介ばかりで会話が発展しないんです。
そして、1回の人数も5人前後が望ましいと判断いたしました。
あまり多すぎると、みんなの名前が覚えられないだけでなく
1人1人の話す時間が短くなってしまうのです。
ということで、今回のVCCは日本が新たな提携先の子どもたちになるので
こちらも同じ学校からですが、新たな子どもたちを誘って繋げることにしました。
いざ、スタート! しかし、
フィリピンの子どもたちで参加できる予定だった子が数名急遽できなくなってしまい、
こちらは2人での開催となってしまいました。男の子2人、SeanとDylan。
新谷さんの方はなんと7人!そして、みんな女の子!笑
Sean達はVCCのことは聞いてはいたみたいでしたが、かなり恥ずかしがっていました。
そんな2人に、助け舟が!
それは、みのやさんと繋げているメンバーのMiaとMisha。
彼女たちがそばにいて、場を盛り上げたりサポートしてくれました!
ふつう自分たちがやらないと知るとモチベーションが下がってしまいそうなものですが
彼女達はあくまで会話の邪魔をしない範囲で、2人を手伝っていました。↑男の子2人がSeanとDylan。両端にいる女の子がMiaとMishaです。座っている女の子はSeanの妹、Sachi。
2人の質問が詰まったら「こんなの聞いてみたら?」なんて言ったり、
恥ずかしがっているときは盛り上げて背中を押したり、
帰る途中に騒いでる子がいたら静かにするよう注意したり、、、
ものすごく立派にお姉さん…というか、VCCの先輩してました!!
男の子2人も素直に聞き入れていて…この瞬間も、とっても嬉しいシーンでした。
今回、新谷スクールさんの方では全ての子どもに名札を用意してくれました。
直前にアイディアを聞いて、すぐにこちらでも用意しました。
これが大正解!常に名前がわかるだけで、距離がぐっと縮まるんですね
日本の生徒達が7人いる中で、SeanとDylanがそれぞれの子どもの名前を呼んで
話しかけていたのが印象的でした。なるべく全員と会話できる様にしていたみたいです。
会話は自己紹介から気温の差の話、またやっている部活動の話など多岐に渡りました。
日本の女の子の1人がバレエをやっていることからダンスの話になり、フィリピンの
2人が学校で習ったダンスを披露するなど良い経験のシェアの場もありました。
日本の生徒達も積極的に英語で話しかけていました!
徐々に緊張がほぐれてきたのか、歌の話題に移った時には
頼まれていないのにDylanが歌い出したり。笑
笑顔も多く、楽しい時間になりました!
↑後半には変顔をしあう光景も。笑 にらめっこのような感じでした!
また、ここでも日本の文化 "マンガ" は強かったです。
フィリピン人は日本のマンガ・アニメが大好きです。ナルトやワンピースだけでなく、
僕らが思っているよりコアなものも知っています。
今回のVCCでも 『ワンパンマン』というヒーロー漫画をDylanが好きで
話題に出したのですが、日本側が完全にアンパンマンと勘違いして会話が進む
といったようなシーンもありました。(仕方ないと思います)
こちらに来て多くのフィリピン人と出会って来ました。
彼らの中にはもうすっかり日本語がペラペラな人もいたのですが、彼らの
日本語を勉強するモチベーションになっていたのは、日本に行きたいという気持ちも
そうなのですが、その次に「日本のアニメを字幕なしで見たい」というのがあるそうです。
それくらい、アニメの影響力は高いんです。↑ドラえもんを見せています。みんな興味津々です!
今回のVCCも大盛り上がりのうちに1時間が経ちました。
特に気にしなければずっと話し続けてしまいそう。
まずは外国の子供と仲良くなること、友達を作ることを楽しんでもらいたいと
思っているので、こうした笑顔が見れたのがまず本当に良かったです。これから回数を重ねていく中で、学校で習っているトピックを使う実践の場にしたり
文化などの違いを共有するような深い会話が生まれたらいいなあと思っています。
ということで、新しい提携先である新谷スクールさんとの
第1回VCCは無事成功に終わりました!
引き続き、より良い英語教育を目指してフィリピンから仕掛けを作ってまいります!
これからもよろしくお願いいたします!
ではでは!
第3回日本語授業 〜「か」行 と 色の名前について〜
みなさんこんばんは!
Video Conference Club (VCC) の現地スタッフ Hotsu です。
※VCCとはフィリピンと日本の生徒同士をオンラインで繋げる取り組みです。詳細はこちら↓
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今日は、2018年になって2回目の日本語授業について書いていきます!
子どもたちはもうひらがなの法則性
(あ か さ た な…は全部子音+Aで、い き し ち に…は全部子音+Iということなど)
に気づいているので、覚えるのが早いです。表をなぞるだけならすぐに言えちゃいます。
こういうところはとっても時頭がいいというか、賢い子たちだなあと思います。
(既に親バカ?笑)
ただ、実は前回の授業で、そんな素敵な生徒たちに大きなミスをしてしまったのです。
ということで、今日の授業は生徒たちへの謝罪から始まります。
それは、挨拶のトピックで
"How are you?" -"I'm good" -"I'm not good" を教えた際のことです。
否定の文章 "I'm not good" を取り入れたのは良かったのですが、日本語を
"Genki ja nai desu" (元気じゃないです) と教えてしまったのです。
必要以上に丁寧な言葉遣い(そんなん言う?というような言葉)は教えたくないと
さすがに訂正したほうがいいだろうと、誤った上で
"Genki dewa arimasen" (元気ではありません)に訂正しました。
彼らは頭がいいので、否定の時に使う言葉ということをちゃんと理解していて
実際授業以外の時間で話している時にも "Janai desu"を応用して使っていました。
だからこそ早めに直しておかないとと思いました。
この時大切なのは、理由をしっかりと伝えることです。
「これ適切じゃなかったから、こっちに直しておいてね」
と言うのは簡単ですが、子どもたちに腹落ちしていなければ混乱を招くだけでなく、
日本語という科目自体にマイナスイメージがついてしまいます。
これに対してもじっくり時間をとって説明しました。
子どもたちは納得してノートを直していたので、一安心です。
現在ボランティアとして日本語を教えていますが、
教職という性質が持つ責任は同じだと思います。
どこか適当に教えてしまうと、目の前の子どもたちの将来にも影響してしまう。
改めて一つ一つの言葉や出す事例を丁寧に吟味しなければ、と思いました。
さてさて、気を取り直して、今日の授業に入っていきます!
前回は正月に関するワードを教えた上で、ひらがな表から「あ」行を教えました。
今回はひらがな表に従い、「か」行を教えていきます!
が、まずは前回教えた単語の確認から。
これは僕が今住み込みでスタッフとして働いている語学学校Storyshare独自のメソッド
CLラーニングメソッドからヒントをもらった方法なんですが、
簡単に言うと2歩進んで1歩戻る的な感じです。
新しい知識の習得には思った以上に時間がかかり、覚えたと思っても少し時間が経つと
すっかり忘れていることも多い。そのため、復習に多くの時間をかけます。
そして一つ一つの知識がしっかりとモノになるよう努めていきます。
自分もこれで英語が話せるようになったので、日本語授業でも活かそうと思いました。
↑こんな感じで、カードを作ってみんなにクイズ形式で問題を出していきます。
すると、ここで非常に嬉しい出来事が!
皆さんは彼を覚えていますか?
前回の授業で終始眠そうにしていたポケモン大好きな男の子です。↓青い服の彼今回の授業、なんと彼のやる気がものすごいことに!!
前回なかなか覚えられていなかった単語を、復習の時間で丁寧に確認していました。
↑この左下の男の子。熱心に確認してくれていました!本当は前回の授業中に
ちゃんと覚えて欲しかったけれど・・・復習の時間をとって良かったと思いました。
今教えているクラスは年齢も幅広く、基礎学力にも大きな差がある状況です。
そのため分からない子を増やさないよう、一人一人に対するケアを大切にしています。
今回で言えば例の子の知識定着が不安だったため、最後の言葉
"Akemashite omedetou" (A happy new year) のカードを彼の机まで持っていくなど
工夫しました。長い単語になると書き写せているか心配だったので・・・。
これはこの学校そもそものコンセプトにも合致するのですが、
少人数のクラスで授業をすることで一人一人に対してきめ細やかなサポートを行い、
授業がわからない子を出さない、というのを大切にしています。
さて、復習も終わったところで本日のメインテーマ 「か」行 に入ります!
「か」〜「こ」まで、1文字ずつ反復練習。
みんなが大きな声で繰り返してくれるよう、自分がまず大きな声を出します。
実際単調作業に名入りやすいこの時間、仕組みを考えるのも必要ですが、
最低限盛り上げていけるようにテンションは変わらず1.5倍で!
その後は、今まで教えた「あ」〜「こ」を使った下記の単語を教えました。
- あか (Red)
- こえ (Voice)
- おく (Inner part)
- えき (Station)
ひらがな表とも照らし合わせながら、一緒に読んでいきます。
今まで習ったひらがながどう組み合わさって単語になるかをイメージしてもらいます。
そして次。今度は「駅」という単語を教えたので、
一番最初の授業で教えた "Where is ○○?" のトピックに当てはめて、
"Where is Tokyo station?" を日本語で言えるか確認してみます。
当時の授業の様子はこちら↓
予想通り、みんな超困ってました。生徒たちから聞こえてくる "Oh no!!" の声。笑↑真ん中手前の男の子、いいリアクションします。大きく動揺していました。
結局答えられる子はおらず少し残念でしたが、こうした新たなトピックが出てきた際に
前に習った内容と組み合わせて授業をするやり方はとても大切です。
これの繰り返しで知識の定着が驚くほど早くなります。
また近々、場所や建物の単語が出てくると思うのでその時に確認しようと思います。
次はどうなるか・・・。笑
また、僕は生徒にどんどん質問するように言っています。
仮にトピックからやや外れたとしても、質問はいつでも大歓迎です。
そうしていたところ、ある生徒から次のような質問が来ました。
「ドラゴンって日本語でなんていうの?」
普通に考えると、(なんで今それ聞くの?) となると思いますが、僕はピンと来ました。
実は彼はVCCで日本の小学校と繋がっている男の子だったのです。
おそらく次回の会話でドラゴンについて話したかったんじゃないかと思います。
日本の同年代の子供と会話する機会が定期的にあることで、
普段の日本語授業のモチベーションにいい影響がある、そう思って(願って)いましたが
非常に嬉しい出来事でした。積極的な姿勢が明らかに増していると思います。
同じことが日本の英語教育でも起きていったらいい、本気でそう思っています。
授業の最後は教えた単語「赤 (Red) 」から派生させて、他の色の名前を教えました。
全体が一つのストーリーのように関連して教えていけたらいいなと思い、考えました。
と、なんとここでも
「Favoriteって日本語でなんていうの?」
という質問が!いいねいいね積極的!!絶対VCCで聞きたいんだろうなと思い、
" My favorite ○○ is △△ "
と
" What your favorite ○○? "
の2つの文章を追加で教えました。
ここで時間となり、今回の授業は終了!
次回の授業では、「か」行の単語の復習から始めて
あまりじっくりできなかった色についてもう少し詳しくできればと思っています。
新たな発見連続のセブ日本語授業。とっても楽しいです!!
現在、この活動を体験したい人を随時募集しています!
一緒に先生としてフィリピンの小学校で日本語を教えませんか?
授業づくりから僕がサポートしますし、やりたい内容があったら柔軟に対応します。
問い合わせはコメントかメールアドレス:hotsutaka@gmail.com まで!
ではでは!
これからも頑張ります!!
第2回VCC開催について!
みなさんこんばんは!
Video Conference Club (VCC) の現地スタッフ Hotsu です。
※VCCとはフィリピンと日本の生徒同士をオンラインで繋げる取り組みです。詳細はこちら↓
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今日は、第2回VCCを開催した日についてお話しします。
京都の個人塾「みのや」さんと提携を結ばせていただいているこのプロジェクト。
昨年に開催した第1回は会話も大変盛り上がり、大成功でした!!
第2回はどうなるのか・・・会話は引き続き盛り上がるのか!見ていきましょう。
今回はなんと、VCCの活動に興味を持って頂いた2名が見学にお越し頂いています!
1人はこちらのフィリピン人と日本人交流イベントで知り合ったフィリピン人のTessie。
そしてもう1人はゲストハウスに滞在している元国語教師のみどりさんです!
みどりさんには対面の日本語授業についてのアドバイスもたくさん頂いています。
VCC の活動を周囲に発信し続けていると、このように強く興味を持っていただく
方もいらっしゃり大変嬉しいです。
「え、見学に行ってもいいんですか!?」なんて驚かれることもありますが、
こちらとしては来ていただけるんであれば大歓迎です!
子どもたちのことも考慮して1回につき1〜2名と限定はしていますが、ぜひ来てください。
さて、この日もジプニーに乗って、僕自身ワクワクしながら学校に到着。
入ると、授業を終えた子どもたちが待っていてくれました!
楽しみにしていたことが伝わって来るのでとても嬉しいです。
PCの準備をして、みのやさんと打ち合わせ。その後スタート!
見学に来ていたTessie。子どもたちとも打ち解けてくれて、みんなリラックスして臨んでいました!
今日も日本の子どもたちは超ハイテンション!
元気いっぱいに盛り上げてくれていました。自然にこちらの子どもたちも笑顔になります。
"How are you?"など積極的に日本の子どもたちから声をかけてくれてよかったです。
そして、今回は非常に嬉しかったシーンが!
それは、冒頭挨拶を交わしている時。こちらの子どもたちが日本の子に向かって
「あけましておめでとうございます!」
って言ったんです。
実はこれ、前週の日本語授業で教えた言葉。※分かりづらいかもしれませんが、右下に書いています。
毎回10個の新単語を教えるようにしていて、そのうちの1つでした。
ただビデオで繋げるだけでなく、日本で英語の授業があるように
こちらでも日本語授業を対面で行いつつ、その中で覚えた知識をVCCで実践し、
またVCCがあることが普段の授業のモチベーション向上につながる…という相互作用
を狙って取り組んでいたので、本当に嬉しかったです!「あけましておめでとうございます」と言った直後の4人。少し自信がないからか俺の方を見ている子も。
大丈夫、合ってるよ! そして、後ろで見守ってくれているのがみどりさんです。
この日はその後もアーティストの話などで盛り上がりました。
音楽の話題は友達作りの中で非常に大きな力を発揮すると感じました。
VCCの場合、繋いでいる先が日本とフィリピンというアジア圏なので
しばしばK-POPの話題も上がります。こちらでも韓国の歌を聴いている人は多いです。
実は今回、こちらの学校のネット環境が安定しておらず
度々映像が止まったり音が聞こえないなどのトラブルがありました。
それでも日本の子どもたちは電波が悪く無言になったときは変顔で笑わせて来たり、
状態が良くなった時には新たな話題を持ちかけたりとその1時間を一緒に楽しもうと
してくれているのが非常によく伝わり、とても嬉しい気持ちになりました。
そしてこの日は最後に、お互いの名前を覚えてるかという確認の話になりました!
昨年に第1回を行ってから時間が空いており、両方ややうろ覚えになっていました。
そこで、改めて自己紹介!俺も入って一人一人紹介しました。
これ、授業の初めに自分が先導して行えばよかったなーと思っています。
名前を覚えることは非常に大切ですし、一人一人の話がすっと入りやすくなります。
次回までしっかり覚えておこうね!と約束してこの日は終了。
電波状況のトラブルはありましたが、子どもたちが教えたばかりの日本語を使ってくれたり
日本の子供達も積極的に自ら英語で話してくれたりといい時間になりました。
次回は電波状況もしっかりと改善した上で、また発展した内容が見られれば嬉しいです。
読んで頂きありがとうございました!引き続きよろしくお願いします。
カレーパーティー×青木良太トークショー開催!!
みなさんこんばんは!
Video Conference Club (VCC) の現地スタッフ Hotsu です。
※VCCとはフィリピンと日本の生徒同士をオンラインで繋げる取り組みです。詳細はこちら↓
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今日は、 運営しているゲストハウスで行ったカレーパーティーについてです!
Storyshareでは、定期的にゲストや近くに住む方を招いてイベントを開いています。
前回の様子はこちら↓ (ほかにもクリスマスパーティーなど色々開いています)
Storyshareで恒例行事となっているカレーパーティー。
陶芸家の青木良太さんのトークショーと合わせて、新年1発目を行なってきました!
目次はこちらっ。
それでは、見ていきましょう!
準備編〜フィリピンのスーパーでお買い物〜
カレーパーティー当日の午後、ゲストハウス近くのスーパーマーケットで買い出し。
皆さんは海外のスーパーに行ったことはありますか?
僕は新しく訪れた国のスーパーマーケットを探検するのが好きです。
品物の種類や金額からそこに住む人々の生活を感じることができるし、
お土産探しでも思っても見ない掘り出しモノが見つかったりするのでオススメです!
ハバルハバル(バイクタクシー)で5分ほど、スーパーに到着!
↑フィリピンの公共交通機関はジプニー、タクシーなど多々ありますが、僕は割とハバルハバルが好きです。
カレーのルーは大量にあるため、野菜やお米、それにお肉を購入していきます。
今回のイベントでは30名ほどの参加者が見込めるため、大量に用意します。
こちらは精肉売場。パック詰めにはされておらず、生肉がドドンと置かれています。
この辺りも日本とは大きく異なる点で、はじめは衝撃を受けることと思います。付属のトングでビニール袋に入れ、計量してもらってから金額が決まります。
希望のグラム数があれば入れ直すことも可能です。
これはちょうど少し足りなくて、もう1枚お肉の追加をお願いしているところです。
ちなみにこちらの鶏胸肉、1.5kgで335PHP(≒730円)でした。
そのほかの購入食材と金額は以下の通り。
- たまねぎ 2kg:135PHP (≒300円)
- じゃがいも 1kg:100PHP (≒220円)
- にんじん 850g:160PHP (≒350円)
- 米 5kg :240PHP (≒520円)
- キャベツ(サラダ用) 4玉:160PHP (≒350円)
- トマト(サラダ用) 2個:100PHP (≒220円)
- ツナ缶(サラダ用) 540g:110PHP (≒240円)
- コーン(サラダ用) 800g:60PHP (≒130円)
ということで、鶏肉と合わせて合計1400PHP(≒3040円)でした!マーケットなどにいけばもっと安い価格で購入できると思いますが・・・
フィリピンで買い物するときの参考にしてください♪
ゲストハウスに帰ってきてからは早速調理開始!
カレーなので難しいことは何も無いんですが、何しろ量が多い!鍋にもいっぱいです。
↑お手伝いしていただいたゲストさんに隠し撮りされた一枚。基本1人だったので、只々真剣です…。笑
大変だったのが、具材を炒めるところ。
量が量だけに、焦がさないように気を配ってやっていました。
↑全体に火が通るようできるだけ丁寧に炒めています。ちなみに体感温度がものすごいことになっています
そして、17:45 無事にカレーとサラダが完成!!18:00スタートに向けていい感じです。
ゲストさんの到着を待ちながら、より美味しくなるようじっくり煮込み続けました。
カレーパーティー本番スタート!
予定時刻の18:00になると、少しずつ参加者の方々がやってきました。
ある程度の人数が集まるまで少しお待ちいただいてから、挨拶をしてスタート!
↑ 18:00に集まったのは6名。さあ、みんなでカレーを食べましょう!!
その後、どんどん参加者が集まっていただけました!
今回はうちのゲストや前回のパーティーに参加した日本人に加え、
個人的にセブのイベントで知り合った多くのフィリピン人たちも来てくれました!開始から30分もすると、リビングルームはもう満員状態に!大盛りあがりです。
前回も最終的にはたくさんの人に来ていただきましたが、こんなに早期に
たくさんの人が集まってはいなかったです。わざわざ来ていただいたこと、そして
楽しんでいただけていたことに本当に感謝しています。フィリピン人も日本人も、そのほかの国の出身の方も隔てなく、
カレーと会話を楽しんでくれていました♪大量に用意したカレーも、ものの1時間で売り切れに。
遅れて来た方には残すことができず申し訳ありませんでした!
嬉しい誤算でしたが、次回はもう少し沢山用意できるよう気をつけます!!
そして、場が温まったところで今回のメインイベントに移ります。
青木良太トークショー
Storyshareのカレーパーティーでは、ただカレーを食べるだけでなく
スピーカーをお招きしその方の歩んできた人生(Story)を参加者の皆さんに共有(share)する
トークイベントを掛け合わせて行っています。
今回のスピーカーは 陶芸家・青木良太さん。
情熱大陸にも出演されている青木さんから、どのように陶芸家になったのか、
また青木さんの独創性の強い作品についてお話しいただきました!陶芸家っていかにも職人気質で、頑固で口数が少ないイメージがあったんですが
青木さんとお話ししているとそうした固定観念が簡単に壊されます。
非常にフランクでチャレンジ精神にあふれている青木さん。お酒も大好きです。笑
イベントのお話も非常に面白く、聞かせていただきました!
今回のイベントでは日本人だけでなく参加した全ての方に楽しんでいただきたかったので
Storyshare代表のミオさんにトーク中の通訳をお願いしました。
結果、質疑応答コーナーでは多くの外国人の方からの質問をいただけたりと
全体で一緒に楽しむ空間が作れたことを嬉しく思っています!みなさん真剣に話を聞いています。専門学校を出たわけでもなく、
もともとは大学で中小企業の経営課題を解決する研究をしていた青木さん。
いきなり陶芸の世界に飛び込んでからは本当に大変なことばかりだったと話します。お話を伺っていて感じたのは強烈に自分と自分が決めた道を信じる気持ちの強さ。
青木さん曰く、
『才能の有無は存在する。自分に何の才能があるのか判断するのがとても大切』
そして、
『その道の為に動き出すのは20代まで。30代を過ぎて行動できない人は一生できない』
とのことでした。
人生において一大決心をし、また周囲の夢を追いかける人・迷っている多くの人々を
見てきた青木さんだからこそ強く言える言葉だと思います。非常に印象的でした。
セブに滞在している方はこちらで定職につかれている方も多いですが、
「これから先どうしようか」と色々考えている方も多い印象があります(自分も含め)。
皆さんが「これだ!」という自分の道を見つけるヒントになったなら嬉しいです!
1時間を予定していたトークショーも質問が止まず、30分延長しました。
大盛況に終わった今回のカレーパーティー、お越し頂いた皆様ありがとうございました!
前回を上回る合計34名もの方にご参加いただきました!
まとめとお礼
ストーリーシェアという場を通じて、
そこに集まった方々が職業や年齢、国籍など関係なく一緒に楽しんでほしい。
そう思っていたので、今回のカレーパーティー成功は非常に嬉しかったです。
これからもこうしたイベントは定期的に開催してまいりますので、
是非是非楽しみにしていてください!
また、うちは語学学校×ゲストハウスでやっているので通常の滞在だけでなく
英語の留学で来られる方も沢山います。セブ留学をお考えの方、ぜひお待ちしております!
それでは、これからもよろしくお願いします!
セブマラソン2018・挑戦してきました!!
みなさんこんばんは!
Video Conference Club (VCC) の現地スタッフ Hotsu です。
※VCCとはフィリピンと日本の生徒同士をオンラインで繋げる取り組みです。詳細はこちら↓
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今日はセブでマラソン大会に出場した事について書いていきます!
一応、日本でも2年前から本格的にマラソンを走り始め、去年は
100kmを超えるウルトラマラソンも走っています。
はたしてCEBU MARATHON2018、無事完走なるのか・・・!?
目次はこちらになります。
では、見ていきましょう!
CEBU MARATHONって?
フィリピンで最も大きなマラソン大会。毎年1月の第2日曜日に開催されます。
12月の中旬までエントリーを受け付けており、
僕も12月にフィリピンに来てすぐ、アヤラモールでエントリーをしました。
↑NEW BALANCEショップで受付ができます ※年によって異なりますので、念のため大会HPをご確認下さい。↑エントリー完了!特別に本人確認などもなく、用紙に記入を終えて参加費を支払えば大丈夫です。
参加費はフルマラソンで1800PHP(≒4000円)です。
早めにエントリーができれば1400PHP(≒3000円)で済むようです。
記入した用紙の下部分を切り取られ、そちらを本番1週間前
ゼッケンなど受け取りの日まで保管しておく必要があります。
物を失くしやすい自分は1ヶ月間小さな紙を保管しておけるのか、非常に不安でした。
本番1週間前、ゼッケンなど受け取り
なんとかエントリー用紙を失くさずに保管できていたので、
それを持ってゼッケンを受け取りに行きました。
場所はセブ中心地、エスカリオ通りにあるVIBO PLACEのAXIS。
↑大会のフラグが掲げてありすぐ分かりました。Club Musicガンガンかかってる車も何だかフィリピンらしい。
中に入ると、ベンチに座って何人もの人が受付をしていました。
ここでエントリー用紙を見せ、再度サインをするとゼッケンなどがもらえます。こちらがもらったもの。参加Tシャツもいい感じです。
が。どうしても気になる点が2つ。
気になる点その①: フェスとかでつけるような謎の黄色いリストバンド
セキュリティのためらしいけど、いる!?とずっと思ってました。
気になる点その②: 思っていたよりもずっと小さいサイズの参加タオル(≒雑巾サイズ)これはもらった時思わず笑ってしまいました。でも可愛くて好きです。
諸々もらって、準備は完了!あとは1週間後の本番を待つのみ!です。↑参加Tシャツ着て写真を撮ることを全く考えておらず、めちゃくちゃ緩い格好で来てしまった図
本番当日!!!
そして1週間後。ついに本番がやって来ました。
AM3:00がスタート時刻(!)なので、AM1:00に起床。といっても寝付くことができず、
目を閉じていただけでした・・・。ひとまず直前のご飯を食べて、いざ会場へ!↑完全に睡眠不足。これが後に大きな問題となってのしかかって来ます・・・
さあ、会場に到着!電極がキラキラと輝いて、深夜とは思えないくらい明るく盛り上がっていました。
会場に向かう途中にフィリピン人のチームと出会い「お互い頑張ろう!」と握手。
また、フィリピン人の男性2人とは一緒にエンジンまで組みました!盛り上がったー。
そんなイイ出会いもありました。「競争」ではなく「共走」。みんなで頑張りましょう!
↑写真を撮ろうと言ったら快くOKしてくれました!みんないい記録が出ていたらいいなあ。
↑円陣を組んだ2人。最初は静かにしていて話しかけ辛かったですが、非常にノリも良く楽しい2人でした!
会場には、ポカリスエットを筆頭にたくさんの協賛ブースが出ていました。色々物色しながら、荷物を預けるところまで来ました。これが長い!!ひたすら待ちます。
↑番号を書いた紙を袋につけて、大会が終わったら照合し返してもらいます。
当然貴重品はなるべく持ってこない方がいいです。
その後はもう、刻々と迫るスタートの時間を待つだけです!
↑スタート前はこのように人がゲートの前で通せんぼしています。今か今かとスタートを待つ選手たち。
後ろはこんな感じです。非常に多くの人が参加しています。そして、ついに・・・!!
3、2、、1、、、0!!!!
のカウントダウンとともに、AM3:00 大会がスタートしました!!バァン!!という音ともに、ゲートから花火と紙吹雪が舞います。とても綺麗!!
ではでは、俺も行って来まーす!目標は4時間切り!!果たして・・・!?
START 〜 20km
スタート地点が割と前の方に位置付けられたことによって、
開始してすぐに人混みは無くなり自分のペースで走れました。↑スタートから1km地点。日本で出ている大会はこの辺りはまだ人混みの中なので、嬉しい環境でした。
エイド(補給所)もほぼ2kmおきにあり、夜からスタッフの方々頑張ってくれていました。↑"Water!!"と叫びながら手渡してくれます。 ボトルは一本差していましたがありがたかったです。
マラソンのルートはセブ市街を回るようなルート。行き慣れた場所もたくさん通ります。
たまたま、練習で通るコースの多くも走りました。
↑ゲストハウスから最寄りのカントリーモールも通りました。夜走って通ると新鮮!
20km地点まではかなりいいペースで走れています!だいたい5:05〜5:15/km。
余力もかなり感じられるし、サブ4どころか自己ベスト切れるか!?なんて思ってました。
20km 〜 30km
ガクリとペースが落ちることもなく、楽しんで走れています。
セブマラソンにはサブ4ランナーがあまりいないんじゃないかと思うくらい、
スタートの時にあれだけいた選手たちの姿はほぼ見えなくなっていました。
そんな中、ひときわ目を引くランナーが!
この後ろ姿は・・・ そう、翌週にあるシノログというフィリピン最大のお祭りの
衣装を着たランナーです!結構速いペースだと思うけど、この格好ですごい!
そう思って、話しかけて写真を撮らせてもらいました。ブレッブレですが。。。
↑この方も元気一杯でした。一緒に完走目指して頑張ろう!と最後はグータッチ。楽しいです!
コースは基本的に折り返しが非常に多いコース!色々な選手とすれ違います。
また、各折り返し地点がランナーの計測地点になっており、そこを通る度に
頭に紐?の様なものをかけられます。ゴールした時にその紐の数が足りない人は
ショートカットしているということで、チェックされるみたいです。
↑折り返しの道。仲間がいればハイタッチできるかもしれない場所がたくさんありました。
30km地点までもそこまで大きくは変わらず、4:55〜5:05/kmで推移。
このままゴールまで一気に行くぞ!と力を込めて、朝日を迎えて行きました。
30km 〜 GOAL
そう言って早々、一気にアクシデント発生。
その① AM5:30〜6:00に差し掛かり、極度の睡魔に襲われる。
これまでオーバーナイトランは何度か経験していましたが、史上最大の睡魔。
何度も走っているコースであるのと距離が42kmというのが原因かと思われます。
この後一気に体が重くなり、雨にも関わらず脱水症状の様な体調不良に。
足が前に出ない出ない。なんとか気力で残り10kmを走ろうとします。
その② 体調不良の中無理したせいか、両足太ももが攣る。
これについては寝れずに当日を迎えたこと、睡眠不足が大きな要因と思います。
肉離れのような痛みになり、走ることもできなくなる。この時点で残り5km。
沿道の優しい応援の方から冷却スプレーを借りて、なんとか地面を蹴れるように。
タイムは仮想通貨並みの落ち込みを見せ、8:00〜9:00/kmに。。。
時には歩くこともあり、この時点でベストタイムはおろかサブ4も絶望的に。
この12kmはこれまでのマラソンの中で最も長く感じた12kmでした。
最後は、意地で走ってゴール!! タイムは4:23:34。
残念ながら、これまで出場した大会でワーストの結果となってしまいました…。
↑残念でしたが、メダルは素直に嬉しい!一時は歩くこともできなかったので、ゴールできたことに安心。
レースを終えて
結果としては目標にほぼ遠い記録になってしまいましたが、いくつか収穫もありました。
1つは、特に30kmを超えた後、厳しい状態になった時の考え方が変わったこと。
狙い通りに走れない自分を受け入れられる様になっていたんです。
以前だったら「ああこんなペースじゃダメだ、なんでこうなってしまったんだ」と
自分を責めて気分とともにどんどんペースが落ちていたんですが、今回は
「これが今の自分の状態だから仕方ない、回復に専念するべき時と割り切ろう」と
復活した次を見据えて備えるタイミングと位置付けることができていたんです。
事実、終盤でペースを6:15/kmまで戻せる時もありました。
この心構えがなければ最終的なタイムはもっと悲惨なことになっていたでしょう…。
2つは、言い訳がましいかもしれませんが、その中でもレースを楽しめたことです!
初めての海外のマラソン大会。何人か日本人の姿もありましたが、当然ほとんどは
フィリピン人。それでも積極的に話しかけ、マラソン仲間が沢山できました!
例えば、レース前に円陣を組んだ2人組。
たまたまレース後に再会し、お互いの健闘をたたえ合いました。
彼らからはその後、2月にあるマラソン大会の情報ももらうことができました。
また2月の下旬に、彼らと一緒にハーフマラソンに出場します!
そしてトレイルラン(山を走るマラソン)の練習にも今後誘ってもらえることに。
本当に嬉しい出会いでした!
また、シノログの格好の方にもゴール後再会!格好だけに、見つけるのは簡単でした。笑
ちなみにこの方、足元はシューズではなくワラーチ(サンダルの様なもの)です。
この格好に加えワラーチでの完走・・・素晴らしいです。お互いナイスラン!
ということで、初めてのセブマラソン挑戦は幕を閉じました!!
色々とキツイ時間帯も多かったですし雨が降っていたせいで足の爪はボロボロですが、
総じて充実した、楽しいマラソンでした!!
正直練習不足・また前日の準備不足は否めませんでした。
どんな距離のマラソンでも決して甘く見ないよう、今後も挑戦し続けます!
皆さんも、ぜひ来年はセブマラソンへ!
日本とは全く違う環境で、いい挑戦ができますよ♪
ではでは!!
フィリピンで日本語教師をやって気づくこと
みなさんこんばんは!
Video Conference Club (VCC) の現地スタッフ Hotsu です。
※VCCとはフィリピンと日本の生徒同士をオンラインで繋げる取り組みです。詳細はこちら↓
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今回は、提携先の小学校にて行った今年初の日本語授業についてです。
目次はこちら。
では、それぞれ見ていきましょう!
授業前の準備について
パートナーのユウタと一緒に、何を教えるか考えます。
そもそも全体でも2回目の授業。 前回↓ は、
あいさつや "Where is〜" などを教えた程度。
新年はじめの授業は「ひらがな」を教えることにしました!
授業にあたり必要になるのが、当然ひらがな表です。
前日に画用紙やペン、マグネットなど必要なものを購入し、ゲストハウスで作業開始!↑ゲストハウスにて取り掛かり始める2人。イメージ共有して、作っていきます!
授業のために準備するって、教育実習の頃を思い出してなんだか懐かしかったです。
時間も深夜になりつつありましたが、不思議とそんなに辛いことはなく
この表を使って勉強する子どもたちを思い浮かべながら、楽しんで作っていました。↑その後進めていき、かなり形になってきました!あともう一息です。
そして、いよいよ完成!そこまで時間がかかったわけではありませんが、中々の達成感。↑読みの母音(A〜O)は赤色、子音(K〜W)は青色で分けています。これが後に効果を発揮します!2セット作った理由は、翌日の授業が2クラスで同時に行うからです。
色々と初めてトライすることばかりだけれど、明日が楽しみだ!
そう思いながら、その日は眠りました。
いよいよ当日!
間に合うよう早起きして向かいます。朝の時間のジプニーは、かなり混んでいました。
↑みんな眠そうです。時間的にも出勤する途中の人が多い?ようす
そして、車に揺られること40分。学校に到着!既に生徒たちはやってきていました。
"Happy new year!"と声を掛けながら教室へ。みんな変わらず、元気そうで何よりです。↑手前の男の子ミレックはマグネットに夢中。遊び道具じゃないんだよ?
単語の授業
生徒全員が揃い、授業開始!これからは毎授業でいくつか単語を教える事にしました。
今回は、お正月に関するもの中心に単語10個を教えます。
初歩的な内容の授業でも飽きさせず、その中でボキャブラリーを増やすためです。
用意したのは、
①Family(家族) ②New year's eve(大晦日) ③New year's day(元日) ④Rice cake(餅)
⑤Snow(雪) ⑥Moon(月) ⑦Festival(お祭り) ⑧TV(テレビ) ⑨Friends(友達)
⑩A happy new year(あけましておめでとう) の10個。
単語を教える中で、それぞれに関連する話題を子供達に質問するよう心がけました。
例:大晦日だったら「どこで過ごしてた?」、TVだったら「どんな番組が好き?」など
年越しの過ごし方はみんな違っていて、子ども同士で驚きの声が上がったりしました!
しかし青い服の子は序盤ずっと眠そうで…奥の女の子は落ち着きがなく歩き回ったりと
自分の授業の未熟さを痛感するシーンも多々ありました…。ぜんぶ勉強です。
全部の単語を勉強し終えたら、日本語の部分を隠してテスト(クイズ)の時間です。
知識定着と、場を盛り上げることで楽しんで勉強する気持ちを持ってもらうためです。
子どもたちの発言を促す時は、いつもよりテンション1.5倍!大きな声で呼びかけます。
手を上げてくれる子は大歓迎!みんなの注目を集めて、答えを言ってもらいます。
俺のやり方は、子供の答えを「え!?」って何度も聞き直します。(絶対にうざい)
否定的な聞き方ではなく「合ってるからもっと大きな声で!」という気持ちで
それが生徒にも伝わるような明るいテンション、聞き方をしています。
そうすると生徒の声がだんだん大きくなって…他の生徒も一緒に答えを言い始めます。
そして全体が盛り上がってきたところで「正解ー!!」と発表。
拍手しながら、思いっきり褒めます。ハイタッチとかも全然します。
↑後ろの男の子が正解した瞬間。正解した時にはとことん褒めます!
ひらがなの授業
その後、ついに昨日作ったひらがな表を使った勉強に入ります!
ホワイトボードに貼り付けて、ひらがなの説明をしてからひとつひとつ見ていきます。↑ひらがなってどんなモノか?を説明しています。アルファベットとの比較もしました。↑「あ」から始めます。徐々にみんなの緊張?も取れてきて、声が大きくなっています。
するとここで、スゴいことが起こります。
「か」行を過ぎて、「さ」行に入ったあたり。
奥の黒い服を着た男の子が何かに気がつき手をスッと上げ、立ち上がり言いました。
「ヨコに並んでるのは全部同じ母音で、
前につく文字だけ変わってる」
すごい!!!!
本当に感動しました。法則に気がつくのもそうだし、なにより
自分の気づきを授業中に挙手してみんなの前で発言できるのがすごい!!!!
その子の気づきも、起こしてくれた行動もめちゃくちゃ嬉しかったです。 ↑恥ずかしがっていましたが、そのままみんなにもう一度伝えてもらいました。
教師が教えようとしていたことを、生徒たちが自ら気づき生徒同士で教え合う。
教師にとって、こんなに嬉しいことはないと思うんです。
VCCもそういう関係性を作りたくて、始まりました。
だからこそ、この一件は自分にとって非常に嬉しかったんです。
その後は一行ずつ隠してクイズ形式のテストを行い、まとめの話をして終了しました。ずっと眠そうだった子も最後の方は立ち上がって授業に参加してくれました。
最後は全部隠して、1人1文字ずつのリレー形式で回していきましたが、
全員正解することができました!いいね!!!
おわりに
今回の授業を通して、改めて教育って面白いって思いましたし、
子どもたちの無限の可能性を感じました。
生意気にも自分の教育観なんてものを語らせてもらうと、
子どもたち(生徒)は基本的にものスゴいんです。
自分(教師)の思ってもみない発想や気づきをするし、自由な考え方を持ってます。
だから、『教える』という行為は必ずしも三角形の上から下という関係性ではなく、
自分の中では円の中から外という関係性をイメージしています。
※T…教師(Teacher) S…生徒(Students)
こんなイメージです。下手な絵で伝わるかとても不安ですが。。。笑
ただの上下関係ではなく円の中心にいるからこそ、教師は自己研鑽をし続け
知識をより分かりやすく、柔軟性を持ちながら生徒に教えなければならない。
そう感じています。
もちろん教育観は人それぞれですし、今までも海外でボランティアしてばかりで
実際に日本の教壇に立った事がない自分の考えを押し付けるつもりは全くありません。
ただ、今セブで行っているVCCしかり日本語授業の取り組みは
自分の教育に関する考え方を見つめなおしたり、新たな気づきを得られる
いい機会になっていると感じています。
教育に興味があり、新しいことにトライしたい方。
海外で授業を経験してみることをお勧めします!
ただ、そう言っても外国の学校で授業なんて簡単にはできないですよね…。
そこで!! (ここからちょっと宣伝)
僕たちがその場を用意します!
僕たちが提携を結んでいる学校で、実際に教師として授業をしてみませんか?
授業計画は用意しますし授業中は一緒にいますので、必要に応じてサポートも致します。
また、やりたい授業の内容や方法などがありましたら随時相談していただければ
柔軟に対応させていただきます。一緒に考え、より良い授業を作っていきましょう。
さらに!ゲストハウスの運営もしているので現地での滞在も一括サポートできます。
授業後ゲストハウスで振り返りミーティングしたり、教育について語り合いましょう!
そして!このゲストハウスは英語学校も兼ねており、ご希望に応じて
フィリピン人講師からマンツーマンの英語授業を受けることもできます。
もしご興味をお持ちいただけましたら、
E-mail : hotsumi.takayama@gmail.com もしくは
FB : [ Hotsumi Takayama] までご連絡いただけますと幸いです!
もちろんこちらへのコメントでも大丈夫です。
VCCの提携のご相談も併せて、ご連絡お待ちしております!!
ではでは。
次回は現在提携している学校『East Crest Learning Academy』について
詳細をお話できればと思います。また次回!